※DENNIS FERRERは、急病の為、来日がキャンセルとなりました。 FEMI KUTI & THE POSITIVE FORCE 強烈な政治的/音楽的パワーを集結させたサウンド、アフロ・ビートを携えて、60年代後半の音楽シーンに颯爽と登場した伝説フェラ・クティは、それまでのアフリカ音楽のイメージを根底から覆した男である。そして彼の考案したアフロビートはその息子であるフェミ・クティによって根強く引き継がれている。シンコペーションが激しく、かつジェームス・ブラウンの影響が感じられるビートは、地球上の最もタイトなグルーブの一つと言っても過言ではなく、政治色の濃いボーカルのコーラスと狂わんばかりに豊潤なホーンのバースト音によってより贅沢に盛り上げられている。フェミのキャリアは80年代初めに服役中の父親に代わってバンドの指揮を取った事から始まった。それから2年間が過ぎるまで、父であるフェラはアムネスティ・インターナショナル(人権擁護組織)によって、政治犯として釈放される事はなかったのである。そして父親の死をきっかけにフェミは本格的にバンドを引き継ぐ事になり、サウンドを次世代のものへと導いていった。以降、ショート・ナンバーを用意したり、サウンドをよりスムーズにする為にメロディをストリーム・ライニングしたりと、独自のテイストを果敢に加えていったのだ。また、アメリカのDJとの共同作業が、新機軸のサウンドやミックスを生み出すきかっけになったとも言えるだろう。 TONY ALLEN ナイジェリア出身。ドラマー、コンポーザー、ソングライター。60年代中盤に、フェラ・クティと共に力強いドライブ感に溢れたリズムで、アフロビートと名付けたジャンルを形成しそれまでのアフリカ音楽のイメージを根底から覆した。ジャズ、レゲエ、伝統的なアフリカ音楽、ハイライフをブレンドした独自のスタイルでファンクの新しい形態を作り出したのだ。彼は18才の時ラジオ局で技術者として働いていた時にドラムを覚え、その後独自のプレイスタイルを築く。64年からフェラのバンド、フェラ・クティ&アフリカ70のリードドラマーとして共にジャズを演奏する。バンドではディレクターとしても手腕を発揮し重要な立場に位置していた。69年にアメリカに渡った後もフェラと共にアフロビートの開発に精進する。70年にバンドを脱退し、ヨーロッパに居を移した後は、マニュ・ディバンゴの「WAKAFIRIKA」にフィーチャーされた他、レイ・レマ。ロイ・アイヤーズなど様々なトップミュージシャン達とコラボレーションをし、NEPA (NEVER EXPECT POWER ALWAYS)プロジェクトを成功させる。アフロビートと、ファンク、ロック、ヒップホップ等の音楽との融合を試み、そういった活動の中で99年にドクターLと素晴しい名アルバム「ブラックボイス」をリリース、彼等は「サイコ・オン・ザ・バス」でも参加する。トニー・アレンは、唯一無二の類い稀なる才能を持つドラマーであり、ソングライターである。03年には、BBC ラジオ3主催のワールドミュージックアワードのアフリカ音楽部門にノミネートされた。同年にリリースした「HOME COOKING」も好評を博している。70年代にアナログ版でリリースされた「JEALOUSY AND PROGRESS」「NO ACCOMODATION FOR LAGOS」「NO DISCRIMINATION」もCDで再発された。 SLY & ROBBIE AND THE TAX GANG 1970年代前半から、現代に至るまで常にレゲエシーンの最前線で活躍しているスーパーリズムセクション(スライ・ダンバー:ドラム/ロビー・シェイクスピア:ベース)、プロデューサー・チーム。 ジャマイカから世界に進出するきっかけとなったのは、ボブ・マーリィと共にレゲエを世界に広めたピーター・トッシュのアルバム制作に参加し、更にローリング・ストーンズのワールドツアーでピーター・トッシュのバックバンドとしてオープニング・アクトを務めたことである。ミック・ジャガーとピーター・トッシュのヒット曲「DON’T LOOK BACK」に参加し、その後あの伝説のグループ、ブラック・ウフルのメンバー/プロデューサーとして、ボブ・マーリィ亡き後の新しいレゲエ・スタイルを確立する。(グラミーも受賞) 80年代に入りセルジュ・ゲンズブールのアルバムに参加し、グレイス・ジョーンズの「MY JAMAICAN GUY」のヒットを産みだした彼らは、ラリー・レヴァンでもおなじみグエン・ガスリーのDISCOヒットでNYディスコ・ハウスシーンにもS&Rの名を深く刻んだ。その後もジョー・コッカー、ボブ・ディラン、ビル・ラズウェル、ハービー・ハンコック、ヨーコ・オノ、坂本龍一、マーカス・ミラー、渡辺香津美、カーリー・サイモン、シンディ・ローパー、マドンナ、フージーズ、スティング、KRS-ONE、ワイクリフ・ジーン、シンプリィ・レッド、UB40等と世界のトップアーティストがこぞってコラボレーションを望む、まさに世界最高峰のリズム隊なのである。(勿論ジャマイカで活躍は日々続く) 2001年末のノー・ダウトのアルバム「ロック・ステディー」からの1stシングル「Hey Baby」(MTVミュージックアワード受賞作品)と3rdシングル「UNDERNEATH IT ALL」のプロデュースを手掛け、ノー・ダウトは2003年、第45回グラミーの「ベスト・ポップ・グループ賞」を受賞する。今回のMt.FUJI CALLINGではバンド編成THE TAXI GANGのオリジナルメンバーもいれば日本では初めて登場するメンバーもいるなどまさに進化し続けるTAXIサウンド。生でドラムを叩くスライの神業! ミリタントビートにロビーの極太ながらメロディアスなベースライン、そしてDUB MIX、ONE&ONLYなスラロビサウンドを体験できる貴重なステージとなるであろう。
LAURENT GARNIER 1966年、フランス生まれ。80年代末、アシッド・ハウスの先例をうけ、マンチェスターの伝説のクラブ「ハシェンダ」でDJとして活動を開始。91年フランスに戻り、自身のレーベル「FNAC」を設立し、フランスのクラブ・ミュージックのシーンをつくりあげるとともに世界的に活躍。世界三大DJにも並べられるフランスを代表するDJ。アルバムに「Shot in the Dark」「30」「Unreasonable behaviour」「The Cloud Making Machine」などがある。そのガルニエが半生を書き下ろした「ELECTROCHOC」が2003年、フランスで最も著名な出版社の一つ、フラマリオンで出版されるやこの種の本としては希有なベストセラーになり、これをDJアレックス・プラット、「REMIX」の編集者にして名著「ブラック・マシン・ミュージック」の著者・野田努という最強のコンビによって翻訳された日本語版がリリースされた。今回は「ELECTROCHOC」出版に併せてのツアーで来日。Mt. Fuji Calling in 山中湖では、ククラブ空間とはまた違ったロランとアレックスによるDJセットを聞かせてくれるであろう。どんなプレイになるか期待大だ。 DATE COURSE PENTAGON ROYAL 元ティポグラフィカ、元グランドゼロの菊地成孔が両バンドの解散を受けて1999年に結成。といった説明も、もはや無用な程の熱狂的な“菊地成孔”現象が列島を席巻する中。全てのジャンルをも超越する、希代の表現者、菊地成孔率いる、70年代マイルス・ディヴィスをセントラル・ドグマに、ジャズ-ファンク-ソウル-アフロ-現代音楽などを融合させた、トーンクラスタード・ファンクなビッグバンド。14人のメンバー全員がセパレートされたカオス寸前のポリ・グルーブ方式、緻密に設計された超複合ビートのアンサンブル、そしてマッシブで独自の世界観はまさに狂乱、熱狂の灼熱地獄!2006年のダンスフロアを焦土とすべく、久々の全国ツアーも決定!!ブッとく、ブアツく、かつ繊細にフロアをロックしつけ、エレガンスと暴力が共存する、唯一無二なステージングを目撃出来る、またとない機会。有無を言わさぬハードコアーなダンス初期衝動に必ずや身体を突き動かされるに違いない!! JAH SHAKA ジャマイカに生まれ、8才で両親とUKに移住。'60年代後半、ラスタファリのスピリチュアルとマーチン・ ルーサー・キング、アンジェラ・ディヴィス等、米国の公民権運動のコンシャスに影響を受け、サウンド・システムを開始、各地を巡回する。ズールー王、シャカの名を冠し独自のサウンド・システムを創造、'70年代後半にはCOXSON、FATMANと共にUKの3大サウンド・システムとなる。'80年に自己のジャー・シャカ・レーベルを設立以来『COMMANDMENTS OF DUB』シリーズを始め、数多くのダブ/ルーツ・レゲエ作品を発表、超越的なスタジオ・ワークを継続する。30年以上の歴史に培われた独自のサウンドシステムは、大音響で胸を直撃する重低音と聴覚を刺激する高音、更にはサイレンやシンドラムを駆使した音の洪水 !! スピリチュアルな儀式とでも呼ぶべきジャー・シャカ・サウンドシステムは生きる伝説となり、あらゆる音楽ファンからワールドワイドに、熱狂的支持を集めている。heavyweight、dubwise、 steppersなシャカ・サウンドのソースはエクスクルーシヴなダブ・プレート。セレクター/DJ/MC等、サウンド・システムが分業化する中、シャはオールマイティーに、ひたすら孤高を貫いている。まさに"A WAY OF LIFE "! ROVO ’96年、アンダーグラウンドシーンで活躍していたエレクトリック・ヴァイオリンの勝井祐二と、関西の重鎮アヴァンギャルド・ギタリスト山本精一を中心に、スーパーカーなどのプロデューサーとしても知られる益子樹、東京NEWジャズシーンの中心人物芳垣安洋、ワールドワイドに活躍する岡部洋一、剛腕ベーシスト原田仁とともに結成。バンドサウンドによるダンスミュージックシーンを代表するグループとして、シーン創世記から活躍してきた。驚異のツインドラムから叩き出される強靱なグルーヴを核に、6人の鬼神が創り出す音宇宙では、誰もが踊り出さずにはいられない。音と宇宙と時間と空間が一体化した異次元時空のなか、どこまでも永遠に昇りつめていく強烈なトビを、ぜひ体験して欲しい。 FLYING RHYTHMS メンバーはラティール・シー、内田直之、久下恵生。2002年にBLAST HEAD 「ランドスケープ」のレコ発イベントでセッションをしたのを機に、2年の歳月を費やし遂にレコーディングが実現。気合いのドラム&パーカッションのバトルを激スペーシーにミックスした飛び音ユニット。 イベント問合せ:メタモルフォーゼ事務局 03-5721-6805(1PM〜6PM) チケット問合せ:ディスクガレージ 03-5436-9600(0PM〜7PM) フード・フリーマーケット出店問合せ: アースガーデン 03-5468-3282 WEB DESIGN:REAL ROCK DESIGN http://www.realrock.co.jp |
[2006-09-21 NEWS] DENNIS FERRERは、急病の為、来日がキャンセルとなりました。 [2006-09-06 NEWS] 追加アーティスト発表。 LAURENT GARNIER & DJ ALEX FROM TOKYO [2006-08-28 NEWS] 追加アーティスト発表。 SLY & ROBBIE and THE TAXI GANG
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